漁業の歴史

古墳時代〜平安時代

コイ、アユ、フナなど川でとれる魚を食べていました。

平安時代・・・

サケも塩サケとしてよく食べていました。海の魚ではタイ、カツオなどはその時代から日本人に親しまれてきました。おいしいということもありますが、干したり、調理すると保存のきく魚だということも人気の理由でした。

鎌倉・室町時代

魚の流通ルートができて、海の魚や貝を食べる地域が拡大され、それに伴って漁業生産も盛んになってきました。

鎌倉時代・・・

房総半島や和歌山、鹿児島の島地域では漁場ができ、マグロ、タイ、スズキ、タラ、ブリ、サバなどその数も多くなりました。これが、沿岸漁業の始まりです。

室町時代・・・

竹に魚の肉のすり身を塗って焼く「かまぼこ」が開発されました。

江戸時代

江戸が消費都市として拡大するのに伴い、漁業が盛んになりました。江戸に近い(伊豆・相模・房総)地域での漁業が急速に活発化し、全国的にも各地の特徴を生かした漁業が発展しました。今ある漁法は、ほとんど江戸時代に形作られたものです。当時の文献には海藻やカレイ、アンコウなどの高級魚も出てきます。

昭和30年代から、日本人が質・量ともに魚を消費する生活になりました。日本の経済力が成長し、生活が豊かになるにしたがって高級な魚も好んで食べられるようになりました。
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消費が拡大し、足りない分は外国から輸入してまで食べるようになりました。