身近な漁業

海の魚

昔も今も有間川は魚や海藻が豊富で、沿岸漁業が盛んです。漁法は主に地引き網、刺し網、一本釣りが行われた。
漁期は、
3〜6月ヒラメ
4月中旬〜5月ぶり
4月〜6月
12月〜3月いなだ
9月〜11月さけ

現在は、ヒラメ、かれいは30cm以下は海へ戻すこと、刺し網は土曜は休漁、底引き網は水・土曜は休漁することなどが決められている。

河口の魚

いさざ漁

漁期食べ方
4月〜5月。天気の良い日や曇ってよどんだ日によく獲れる。ただし、4月の中旬は雪解け水が流れるため、朝から午前中ぐらいまでしか漁はできない。 躍り食い
吸い物に入れる
飯に炊き込む
天ぷら
佃煮

「いさざ(シロウオ)」ってどんなさかな?

上越市では桑取川、及びその周辺の小河川に、4月中旬〜5月上旬に、海から上がってくるのが見られる。特に桑取川では昔から漁が行われている。海から上がってきたシロウオはすでに成魚であり、伏流水の多い石底に孔を掘り、卵を産みつけて、雄が保護する。

鮭漁

10月25日頃から12月の下旬にかけて、海からサケが桑取川に遡上してくる。有間川孵化場から海岸まで100mあり、その間で投網や刺し網で捕獲する。(主に投網)桑取川で獲れるサケはサクラマスとメジカの2種類であるが、その多くはサクラマスである。サケの体重は平均で4kg、大きいものだと6kgある。体長は60〜90cm。オス6に対してメス4の割合で遡上してくる。

サケの旅

捕獲→孵化場の池→人工受精→受精卵を第二孵化場(西山寺)に→約20日で発眼→約40日で稚魚になる
稚魚は3月まで水槽で育て、十分に大きくなった稚魚は、3月終わり頃、谷浜小学校の子どもが手伝い、桑取川に放流する。稚魚は放流場所から海岸まで約3日で降りる。それから日本海を北上し、ベーリング海やオホーツク海などの北洋で4〜6年過ごした後、再び桑取川に帰ってくる。現在約100万匹を放流している。回帰率0.3%として、毎年約3000匹のサケが戻ってくる。

谷浜小学校の子供たちとサケとの関わり

毎年5年生が、内水面漁協の御好意で、1月に受精卵を分けていただき、水槽で育てている。そして3月の終わり頃に放流式を行っている。また、身近に漁場や孵化場があるので、漁期にはほとんどの学年が漁を見学に行っている。実際に漁の様子を見たり、受精させる様子を見たり、サケに触ったりする活動をしている。サケとの関わりは、谷浜小学校の子どもたちにいろいろなことを経験させ、教えてくれる。


健康に役立つ魚の栄養について見てみよう!

https://web.infoweb.ne.jp/fishworld/
(社団法人大日本水産会おさかな普及協議会(J Fish)ホームページより)